• 永谷てんじん新聞
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防災訓練

い草の香り 和の心

三代続く地元の畳屋 伊藤畳店さん

 環状2号線、ラーメン街道を磯子方面へ少し過ぎたところの三角州に大きく「畳」と一文字書かれたのぼりが目立つ建物がある。
 半世紀に渡り三代続く老舗の畳工房だ。三代目店主の伊藤司さんは毎日エネルギッシュに修繕した畳を運び出している。小さな頃からい草に囲まれ、あと継ぎと指名されてからは身内だと甘えて学べないと、伝統的な手縫いの技術を武者修行して習得した。

 「畳屋継いでなかったら宮大工目指していたかも」
 小さな頃からものづくりが好きで、クギを使わない高度な技術を要する宮大工は大変興味深かったという。日本独自の文化を守っていきたいという想いは今、畳へ注がれている

 昨今、住環境の洋風化はますます進化しているが、い草の香りが私たちの心を癒すことは何一つ変わらない。限られた条件の中、新しい畳の活かし方提案を欠かせない。「流行りの形でもいいので、しきたりに拘らず和の心がある生活を提案できたら」とフレッシュな笑顔の心根はしなやかだ。

先代の父を亡くして約二十年手探りの中、修行した技術は商売の支えとなった

い草を使った店主手作りのしめ飾りい草の香りが心地よい
要望を受けて製作販売もしている

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